団体設立の経緯
ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(以下、HPS)は、遊び(ホスピタル・プレイ)を用いて小児医療チームの一員として働く、英国生まれの専門職です。医療環境をチャイルドフレンドリーなものにし、病児や障がい児が医療とのかかわりを肯定的に捉えられるよう支援します。
平成19年度に当法人理事長の勤める静岡県立大学短期大学部が文部科学省の委託を受け、HPSの養成を開始しました。平成24年にその修了生が職能団体として設立したのが当法人です。修了生の約80%が会員となり、ホスピタル・プレイの啓発と普及のため、全国で活動しています。
2021年の活動
<講座>
(●印はHPS資格取得者限定 ◆印はHPS養成講座申込者限定 ■印は社会人限定 無印はすべての方)
- 2021年 2月
- 静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科地域経営研究センターの依頼を受け、社会人学習講座「コロナ時代の子どもと支援 Part2~ハイリスク児を援助する遊びと方法~」開催(参加者23名)講師:松平千佳
場所:静岡県立大学(オンライン講座) - 2021年 5月
- ノエビアグリーン財団より助成を受け「コロナ禍における病児の遊び(ホスピタル・プレイ)支援を守り促進するための取り組み」開始
- 2021年 7月
- 静岡キワニスクラブよりキワニスドール100体の寄贈
場所:グランディエール
- 2021年 7月
- ♦受講生13名を迎え、HPS養成週末講座6クール開講
場所:静岡県立大学短期大学部(感染症対策型) - 2021年 8月
- HPSから学ぶ ホスピタル・プレイの基礎講座「治療を受ける子どもの気持ちの理解と不安感や恐怖心の解消のために」HPS養成講座応募説明相談会開催(参加者41名)講師:中山陽子
場所:静岡県立大学短期大学部(オンライン開催) - 2021年 9月
- ■静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科地域経営研究センターの依頼を受け、社会人学習講座「コロナ禍の子どもと遊び支援の方法を学ぶ」開催(参加者21名)講師:松平千佳
場所:静岡県立大学(オンライン講座)
- 2021年10月
- ◆受講生6名を迎え、HPS養成講座17クール開講
場所:静岡県立大学短期大学部
- 2021年10月
- ♦2020年度HPS養成講座第16クール、HPS養成週末講座第5クールを受講し全課程を終えた5名が修了し、日本生まれのHPSは218名に
場所:静岡県立大学短期大学部
<講演>
- 2021年10月
- 第24回全国重症心身障害日中活動支援協議会にて特別講演『HPSから学ぶホスピタル・プレイ』
講演者:松平千佳 - 2021年11月
- 教育・医療・福祉等多職種・他機関連携フォーラム 第1回 VUCA時代における教育・医療・福祉等における多職種・他機関連携の在り方ー多様性・多文化共生を基盤とした地域連携ー(主催:静岡大学教育学部)にて基調講演『多職種で共有するまなざしと生きづらさを抱える子どもに対する支援を考える』
講演者:松平千佳 場所:静岡大学(オンライン開催)
<セミナー・シンポジウム>
- 2021年 2月
- 第13回HPS国際シンポジウム・研究大会「コロナ時代の子ども、医療そして遊びと支援 -連携を通して新たな道を切り拓こう-」(参加者277名)
プログラム:基調講演1題、HPSメッセージ3題、対談1題、教育講演11題、ホスピタル・プレイ講演4題、ミニシンポジウム3題、紹介型ワークショップ4題、口頭発表38題、ポスター発表18題
場所:静岡県立大学短期大学部(オンデマンド開催)
<その他>
- 2021年10月
- 毎日新聞夕刊のコラム 憂楽帳にて原山千咲さんが紹介される
- 2021年11月
書籍発行 - 松平千佳著「遊びに生きる子どもたち ハイリスク児にも遊びを」(金木犀舎)電子書籍化
- 通年
在宅支援 - 自宅や病院および施設で療養する病気や障がいのある子ども・家族をHPSが訪問しホスピタル・プレイを届ける活動の展開(6家族)(松平千佳、小野京子、山田治美、中村理恵、南伸予)
場所:群馬、静岡、愛知 - 通年
プレイセラピー - 静岡市からの依頼により一時保護の子どもおよび里親子を対象に子どものライフチャンスを保障するためのプレイ・セラピー実施
場所:静岡 - 通年
研究協力 - 沼津工業高等専門学校専攻科 医療福祉機器開発工学コースのコース実験への協力
場所:名古屋ブロック